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2003年10月26日 (日曜日)

2003.10.28-24俳句日記

Tuesday, October 28, 2003

夢の亦ひとつ生まれて鰯雲
菊日和今日の命を大切に
シクラメン揺れる風にて太極拳
シクラメン揺れば心も舞ひにけり
大橋の上何もなき鯊日和
大花野彼の世の母を求めけり
雁渡る一村静かなる正午
謙遜も自慢のうちか鯊日和

Monday, October 27 2003

をぐら山あらしの風の寒ければもみじの錦きぬ人ぞなき  藤原公任  大鏡より

(*^。^*)
影庵さまHP投句
「秋刀魚」
地獄の火まとひ秋刀魚の焼かれけり
秋津島天上天下菊日和
芋月夜夢にも絵手紙描きけり
蹴鞠して遊ぶ紅葉を衣に浴びて
新米を浸すこの世を寿ぎて
秋風に響き五色の切子瓶
白板のギリシャ文字消し夜学終ふ
木の実独楽弾ける如きクラス会

10月25日句会入選句
友悼む話となりて菊膾
師を囲む写真のセピア木の葉髪
起重機の音無く壊す鰯雲
新米を浸すこの日を寿ぎて

吾が生活(たつき)他には恃まず白椿
吾が生活他には恃まず鰯雲
花ハーブマリアチャペルに婚の鐘
紅葉降る瀧から瀧へ歩みけり  
恋多き少年渡る紅葉瀧     

Sunday, October 26, 2003

(*^。^*)

名吟鑑賞

雨脚の早くになりて友に逢う靴まで水の溢れきたりし

秋風やころばぬさきの杖を突き    久保田万太郎

妻老いて母の如しやとろろ汁      成田千空

秋風や鏡のごとき妓の心          川端茅舎

冷まじき青一天に明けにけり     上田五千石

太極拳一差し舞ひて蜜柑食ぶ 

故郷の運河の消へて鰯雲

夢に見る故郷の川水すまし

人肌に燗付け頼む星月夜

新米の飯の大盛り猫殿に  (家物語の猫間中納言にちなみ。)

珈琲店の朝の静けさ吾木紅

菊日和紺の深さの暮れとなり

紅葉降る窓に声有り薬売り

父母に背きし恋や流れ星

古書にある紙魚をあやめて胸傷む

Saturday October 25, 2003

(*^。^*)

今はとて天の羽衣きるをりぞ君をあはれと思ひ出でぬる  竹取物語

かぐや姫望月のなかに帰りゆくこの世淋しと思はざりしか

蘭の香に深く眠れる姫ありていつか王子の来たり目覚めん

モーターショウ開幕にして菊日和

新走り冷やが亦良し鯛刺身

トンネルを抜ければそこは紅葉山

萩の屑ひととき掃きし宮司かな

絵手紙の為に手折りし萩一筋

夜業終へ萩の丘へと帰りけり

萩の塵吹き込む瀧の不動尊

萩の風誘なふ古きクラス会

団栗の弾ける如きクラス会

ポケットに団栗ころと遊びけり

同窓会吾は団栗君も団栗

財布には団栗のみが一杯に

職終へば団栗となり皆遊ぶ

天高し軽やか廻る車椅子

瀬戸内の島を巡りし紅葉旅

ワインにて煮たる林檎の佳き香り

黄落の小鳥戯るごとくにて

秋桜闇に紛れることもあり

唐松の松の秀を掠めける鰯雲 

水澄みて集合団地犬遊ぶ

時雨茶屋 赤き鼻緒の 舞妓下駄  よっちー

Friday, October 24, 2003

秋津島天上天下菊日和 GH1点

(*^。^*)
雁渡しペルーの腕輪五色にて 
日本シリーズ阪神一勝柿甘し
妻が食う走り蕎麦こそ匂ひけり
磔像や心に沁みる寒さかな
酔人のしばし彷徨う金木犀
柚子風呂に読む岩波文庫表紙古り
みちのくの鴉に目覚め星月夜
酒置いてやうやく開く万葉集
海近き起重機壊す鰯雲
遠火事やいかにも早き将棋かな
新米を浸すこの世を寿ぎて
秋風に響き五色の切子瓶
陸橋は富士の高さに雪かすか
蔵王見ゆ河原に芋煮てあそびけり  
菊日和マリアチャペルに婚の鐘
峡ごとに紅葉異なる他郷かな

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