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2006年4月30日 (日曜日)

2006.4.1-4.30俳句日記

蝶の来て一夜寝にけり葱のぎぼ  半残

ゆく春やおもたき琵琶の抱きごころ  蕪村

宝石の水玉溜めし青葉かな
黄金の鯱泳ぎける春の空
草萌を長閑に遊ぶ鹿あまた
から堀に草萌え食める鹿のどか
初恋の想い出淡きリラの花  「リラの花言葉初恋の思い出」
塩焼きの鯛のけぶりも麗らの夜
蜆蝶しばしは君に魅入られて 
蜆蝶しばしは君に見入られて 
蜆蝶しばしは休める草の先
昼寝してうたた寝をして叱られて
仲春のうたた寝こそは楽しけれ
蒲公英の絮をしとねと眠りたし
不忍の波に織こむ桜かな

♪(*^。^*)♪
April 30 Sunday  2006 Fine

おもしろううわさびに咽ぶ泪かな 召波

寝ることは幸せなれば三尺寝
言ふなれば晩春とも言ふべきか 
菖蒲(あやめ)の日生まれし赤子保育器に
ふるさとは心の奥にリラまつり
魅入られて動かざりける胡蝶かな
吊革の揺るほど昼寝したりけり
麦の穂を摘みしふるさと今は無し 
少年は青麦噛みもの思ふ
君ととも童となりて胡蝶追ふ
栄転と言われし左遷あられ雪
行く春を惜しみて思ふ去りし家

♪(*^。^*)♪
April 29 Saturday  2006

みどりの日 昭和天皇のお誕生日です。1901年(明治34年)4月29日~1989年(昭和64年)1月7日)は、日本の第124代天皇。
名は裕仁(ひろひと)。生没年が確認されている歴代天皇の中で、神話上の天皇を除き、在位期間および享年が最長でした。
昭和は日本歴史最大の戦争のあった時代です。軍人、民間人、外国人を含め多くの犠牲者がありました。
歴史の教訓 反省無き民族はまた同じ失敗を起こす。

山ぶきやはるの奥なるかし座舗  祇空

古希にして竹の子飯のほろ苦し
親指姫遊びいいるやチューリップ
不忍の岸に筆買ふ花の雲
真白な雲の中へと鳥帰る
茜なる雲の中へと鳥帰る
触れたればほのかときめくチューリップ
メルヘンの姫さま居るやチューリップ
赴任して孤独を癒すリラまつり
誕生はめのこごなれど菖蒲(あやめ)の日 
水晶の水玉浮かぶ若葉かな

♪(*^。^*)♪
April 28 Friday 2006 cloudy

照りもせず曇りもはてぬ春の夜の朧月夜にしくものぞなき 源氏物語 紫式部

くたびれたやつが見つける一里塚  柳多留

とこしへに君待つ心朧の夜
見いたるはチューリップより君のこと
思へるは桜の苑にありし君
薄化粧(けはひ)ほのかに匂ふ宵まつり
誰がためぞその薄化粧(けはひ)宵まつり
勿忘草君のことなら忘れずに
薄化粧せしとも思ふチューりップ
ふるさとは何時も恋しき紅躑躅  
勿忘草歌へばしばし涙せり
ままごとの姫のあるかもチューリップ

♪(*^。^*)♪
April 27 Thursday 2006

ああも言おうこうもい言おうとシュミレースヨン重ねて部下をひとこと叱る 松村由利子

寝ころんで蝶泊らせる外湯哉 一茶

蛙啼や水玉うかぶ春の水  樗良

待ちにける葵祭の切ないさよ   

草の雨祭の車過ぎてのち 蕪村

風香るアルバムすべて花写真
切なさは春のアルバム待つ長さ
豆の花見るたび思ふ君のこと
菜の花の揺るるにまかせ蜂あそぶ
姫君のころもに似たる躑躅かな
チューリップ余りに多くもの忘れ
捜してもチューリップ苑に君在らず
ついついに夜更かしするや賀茂祭 
石垣に衣ふれける朧かな 
石垣に衣擦れかすか朧の夜

♪(*^。^*)♪
April 26 Wednesday 2006 Fine

御車はうしろさがりや賀茂祭  後藤夜半

ままごとの飯のおさいも土筆かな  星野立子

蝶となり吸ひ込まれたき吾が心
神のみおはす回廊風香る
みたらしの水の冷えこそ初夏の朝
白無垢の花嫁にこそ若葉風
せせらぎの幽かにも初夏の朝
静寂の森にさえずり始まりぬ
神前に誓ふ未来や風香る
夏来れば思ふ故郷青シーサー
麗らかや海への道の小半時
花水木より明けにける山の宿

♪(*^。^*)♪
April 25 Tuesday 2006 Fine
Ocarina.

6月4日笠間市でオカリナ大会があり麦ちゃんのサークルも参加します。テーマ曲はモーツアルトの(Ave verum corpus)です。

アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corpus)とは、カトリックで用いられる聖体賛美歌である。トリエント公会議で確立された対抗宗教改革の一環として典礼に取り入れられ、主に聖体祭のミサで用いられた。

現在ではモーツァルト作曲によるものが有名(モーツァルトはテキストを一部変更している)。

歌詞
Ave verum corpus
Ave verum corpus natum de Maria Virgine.        
Vere passum immolatum in cruce pro homine:       
cujus latus perforatum fluxit aqua et sanguine.     
Esto nobis praegustatum mortis in examine.      
O Iesu dulcis,                                          
O Iesu pie,                                           
O Iesu Fili Mariae. Amen.

めでたし、乙女マリアより生まれ給いしまことのお体よ。
人々のため犠牲となりて十字架上でまことの苦しみを受け、
貫かれたその脇腹から血と水を流し給いし方よ。
我らの臨終の試練をあらかじめ知らせ給え。
優しきイエスよ。
慈悲深きイエスよ。
マリアの子イエスよ。アーメン。

ラテン語の発音ではVはウ、Jはイです。 「アウエ ウエラム コルプス 」となる
参考
モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
作曲時期: 1791年6月17日
編成: 混声四部合唱。ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、オルガン。
この曲はモーツァルトが、妻コンスタンツェの療養を世話した合唱指揮者アントン・シュトルのために作曲したものである。簡素な編成でわずか46小節の小品だが、絶妙な転調による静謐な雰囲気から、モーツァルト晩年の傑作とされる。

♪(*^。^*)♪
April 24 Monday 2006

かくかくに祇園はこひし寝るときも枕の下を水がながるる    吉井勇

四国上空雲をゆたかに空海忌  正木ゆう子

土の香のなにかたのしく翁草  飯田蛇笏

土の香のなにかたのしく蕗のたう
静寂の森にさえずり始まりぬ
終戦曰その頃みんな飢えていし
弁天の大きな琵琶に花吹雪
朧なる夢に見しは彼の佳人
春の野に寝たりて見たる春の蝶
鈴蘭の咲く苑似合ふアヴェマリア
鈴蘭は癒しの花よアヴェマリア
陽炎の空に姫ある思ひかな

♪(*^。^*)♪
April 23 Sunday  2006

白雲の八重に重なる遠(おち)にても思はむ人に心へだつな 古今集

八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を
素戔嗚尊 古事記

アネモネや千里の先に吾を置き 栗林千津

甘茶仏虹は海棠より淡く 西島麦南

若き日の感傷深き紫雲英の野
さざ波に花の散り込む散歩道
花筏流るる川に沿ひ歩む
朧の夜君のかんばせ見たる夢 
白濤や海り高き雛まつり
アネモネの光なかに笛を吹く
げんげ田に太柱立て鯉幟 
草萌や転げても立て幼な子よ
江ノ島の弁天弾くや早春賦
弁天の池にはもはや蝌蚪の渦

♪(*^。^*)♪
April 22 Saturday  2006

種俵この水音の太古より 山本きよ子

おみなごはああうるはしきかな強きかな石階高き春の詣でよ

母の日の父は脇役床柱 
父なれば母を引き立てカーネーション
襟裳いま白濤立ちて海鳴れる
散歩道はばみけりなる春疾風
ふくろうのもの思ひげなる春愁ひ
鉄線と言ふにそぐはぬ柔らかさ
桜守そっと見ている桜かな
桜守花見る人の影に居し
姫君のいそがしさうな花見時
かぐや姫あるかと思ふ竹の秋
花吹雪振り返りさうなる姫ふたり

♪(*^。^*)♪
April 21 Friday 2006 cloudy

百人一首7 古今集 羇旅  Mac Cauley訳

天の原
ふりさけ見れば
春日なる
三笠の山に
出でし月かも  安倍仲麿

Abe no Nakamaro

When I look up at
The wide-stretched plain of heaven,
Is the moon the same
That rose on Mount Mikasa
In the land of Kasuga?

奥山の鹿も下り来ぬ花まつり 益本三知子

桜餅あけぼの色を葉に包む 栢森敏子

残す葉にほのと香のある桜餅 木内美保子

参道に響く海鳴り雛まつり
岬への石階いつぱい雛人形
夜桜の隙間の空に星響く
ぼっちゃりの愛子殿下のご入園
寂聴さん花まつりにてのお説教
寂聴の説教優し花まつり
いにしへの恋うるはしき花まつり
絵手紙の先生微笑む桜餅
をみなごの会に一人をとこや桜餅
飢えありし日の懐かしき桜餅

♪(*^。^*)♪
April 20 Thursday 2006 cloudy

山吹の 花取り持ちて つれもなく 離れにし妹を 偲ひつるかも  大伴家持 万葉集19-4184

山吹の枝を手にするたびに、
つれなく別れてしまったあなたのことを、偲んでいるのですよ。

いにしへの 人は汀に影たへて 月のみ澄める 広沢の池    源三位頼政 新千載集  

長閑とはたとへばおのれなきごとし 清水良朗

花疲れせしまなこに塔のかたぶきぬ
めくらみのする石階や春の汗
煩悩を捨てたく歩む遍路道
山吹の小径たどりてはふりの夜
羽衣やいまも昔も春の波
東風吹けば心にうずく旅ごころ
雛並ぶ石階なほも春の風
初蝶や心に残る君のこと
長閑とは心のゆとり太極拳
長閑とは心のゆとり藤の花
入園の愛子殿下の元気かな

♪(*^。^*)♪
April 19 Wednesday 2006 Fine

かつらぎに日はかたむきて畝傍山 二上山も遠霞むなり
  栢木喜一

さまざまに品かはりたる恋をして  凡兆

浮世の果は皆小町なり 芭蕉

大根の花紫野大徳寺  高浜虚子

うららかやオカリナ吹けば鳶の笛
さざ波の志賀のみやこの花吹雪
米あるだけで嬉しきや終戦日
米あるだけで有りがたや終戦日
花吹雪何もかも言うことは無し 
祝いひ客ひきもきらずに竹の秋
来ぬひとを待ちて納得花吹雪
八重桜重き蕾を開きけり
スケートの刃の光り立つトリノかな

♪(*^。^*)♪
April 18 Tuesday 2006 Fine
Ocarina.

霞立つ 野の上の方に 行きしかば うぐひす鳴きつ 春になるらし  丹比乙麻呂 万葉集8-1443

葱坊主遊ばせている川の風      
群青の高浪見ゆる雛まつり
フラミンゴ見上げてゐるや春の雲
青空を大河となして鯉のぼり
せせらぎの波に織り込む花吹雪
白百合や潮鳴る家仁住みいなれし
この小径せせらぎ響き花吹雪
せめてなら君と歩まん花の道
春うらら古きならはし袂酒

♪(*^。^*)♪
April 17 Monday 2006

山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく 高市皇子 万葉集 2.158

七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき

雁の声おぼろおぼろと何百里  支考

馬酔木咲く丘は野となり丘となる 山口波津女
   
投句してしばしの安堵草の餅
北国の辛夷の便り木の芽和へ
消しがたき名簿の一人沈丁花
失ひし夢の多くて四月馬鹿
不忍の岸に筆買ふ花吹雪
石階に潮音ひびく雛まつり
フラミンゴ皆見上げゐる春の雲
竜胆やひときは高き槍が岳

♪(*^。^*)♪
April 16 Sunday  2006

八月の窓辺に象の微笑かな 宇田喜代子

山路来て何やらゆかしすみれ草  芭蕉

海棠や白粉に紅をあやまてる  蕪村

灯に入りて大きくなりぬ春の雪  加藤瑠璃子

風光るすなはちもののみな光る   鷹羽狩行

職退きて遊びぞ嬉し花衣
ハンカチが空に遊びし聖五月
摺り寄れる子猫投げても又寄れる
石階にきらびやかなる雛の列
石階の雛喜ぶや日和良き
石階の雛つつがなき良き日和
天皇のややもや猫背「みどりの日」
雨粒を転ろがしているポピーかな
群青の大瀧かけるほととぎす
群青の大瀧かける春の虹

♪(*^。^*)♪
April 15 Saturday  2006

勸酒
于武陵    

勸君金屈巵
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離

君に勧む 金屈の盃
満酌辞するをもちいず
花ひらいて風雨多し
人生 別離足る 

酒を勧ム  井伏鱒二訳
コノサカズキヲ受ケテクレ
ドウゾドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシナタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ   

天皇の白髪にこそ夏の月  宇田喜代子

皇后に白髪見えける春の虹
ポピー撮る姿勢は低く飛行雲
雨粒の転がりているポピーかな
送別の杯こぼる花の雨
栄転と言ふ左遷ありけり花吹雪
意に添はぬ転勤辞令春の雪
転勤の思はぬ辞令ぬ春の雪
送別の杯こぼる春の雪
餞別の袋にこぼる春の雪
赴任せし空港なほも春嵐

♪(*^。^*)♪
April 14 Friday  2006

山桜 ほどなくみゆるにほひかな さかりを人に待たれ待たれて 西行

花吹雪千鳥が淵は群青に
花よりも夢の溢れる馬車なりし 
メルヘンを届けるための花の馬車
もう焚かぬ薪の束にも花の雨
どの母もマリアさまなり花便り
この春を惜しみて歩む小半日
金柑は昼間の星か飛行雲
消しがたき名簿の一人チューリップ
夫逝きてサークルを去る花の雨
先生は入院と聞く藤の風

♪(*^。^*)♪
April 13 Thursday 2006 cloudy

東(ふむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ 柿本人麻呂 万葉集巻1-48

陽炎や名もしらぬ虫の白き飛
The air shimmers.
Whitish flight
Of an unknown insect.
----------------
白牡丹といふといへども紅ほのか 高浜虚子

They call this flower white peony.
Yes, but
A little red.

四ツ谷 龍 訳
--------------
四月馬鹿またや失敗もの忘れ
桜草こぼして走る車かな 
母の日に優しき便り息子より
靖国や今も昔も花の雨
靖国は涙の雨か花吹雪
ふと逢ひし友と語れば花吹雪
その昔夢に溢れし花の旅
転勤の雨の旅かや春彼岸
石楠花の咲く美術館朝の雨
ピエロはくだぶだぶズボン花吹雪

♪(*^。^*)♪
April 12 Wednesday 2006
はろばろと睦みお移りし雪の街に娘を失いて海鳴り哀しい 横田早紀江

あねもねの薄むらさきの花びらに軽くただよう夕づう日こあな 金子薫園

つちふるや大和の寺の太柱  大峯あきら

花の中太き一樹は山ざくら  桂信子

人恋し灯ともしころをさくらちる  加舎白雄

白木蓮  モクレン科  落葉高木 中国原産 花期 3~4月 花が先葉が後。
紫木蓮  モクレン科  落葉高木 中国原産 花期 3~4月 花と葉が同時。
こぶし  モクレン科  落葉高木 中国原産 花期 3~4月 花が先葉が後。花の下に一枚葉が付きます。

木蓮の英語名 Magnolia フランスの植物学者 p.Magnol マニョールに由来します。
花言葉は 威厳。 アメリカ ルイジニア州、ミシシッピ州の州花です。

♪(*^。^*)♪
April 11 Tuesday 2006 cloudy rain
Ocarina

我つひに還り来にけり倉下や揺るる水照の影はありつつ  北原白秋

まさをなる空よりしだれざくらかな   富安風生

散るさくら残るさくらも散るさくら   良寛 

ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そ聴いきにゆく
石川啄木

やすらひや鬼もこもれる若草野  几蕫

訛こそわが誇なれ花吹雪
野田は今醤油の香り花見時
野田はなほ醤油の香り花筏
花筏分けるボートの櫂の先
花筏分ける鯉去りまた一尾
春の虹去りたる後の夢世界
春の風松の花粉を流し来し
葉桜や小さく聞こゆ初音かな
仙山線谷間を走る初音かな
仙山線無人踏切笹鳴きぬ

♪(*^。^*)♪
April 10 Monday 2006
Corazones Latinos.

たらちねのつまめばゆがむ草の餅  川端茅舍

銚子双葉小学校校歌
             作詞ジェ一ムス三木
双葉の歌 

いつの曰か花になれ
すこやかに実を結べ
草の根の願いを胸に
いまほのぼのと
双葉は薫る

向い風恐れるな
踏まれてもくじけるな
朝霧の学びの庭に
いまりんりんと
双葉は光る

それぞれの夢の色
織りなして森になれ
手をつなぎ心をつなぎ
いまあかあかと
双葉の誓い

♪(*^。^*)♪
April 9  Sunday 2006

さざ浪や志賀の都はあれにしを昔ながらの山桜かな よみ人知らず。 千載集(平忠盛 作 勅勘の身なれば名を記さず。)

湖に氷魚汲みゐるさくらかな 脇村禎徳

南天に紅(くれなゐ)の水滴れり 
クローバを転がる水のまろやかに
春雨や木の葉がくれのに佳人見え 
春雨の傘影に見しかの佳人
花びらは浪に紛れし山桜 
傾きし枝は川へと山桜
薔薇摘めば指に刺すとげ春憂ふ 
姫ととも見たや枝垂れる山桜
太閤の傍に姫ある花吹雪

♪(*^。^*)♪ 
April 8 Saturday fine

花のいろはうつりにいけりないたずらにわが身世にふるながめせしまに 小野小町 古今集 春

まだそこにゐたかと亀に鳴かれけり  中嶋秀子

人しらぬ池に来たりて春憂
薔薇園に行きたし友は誰かある 
薔薇の苑共に譲りて賞でにけり 
義仲と芭蕉の声か花吹雪
岩山は蝉時雨また蝉時雨 
静かこそ心の癒し若葉風 
空の青映しているや雪柳
水澄むや女神降り立つ池の面(おも)
はるばるも来たりし都花の雨
花吹雪吾がものと思ふ朝歩み

♪(*^。^*)♪
April 7 Friday  2006

ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則  古今集 春、 

ねこの子のくんづはぐれつ胡蝶かな  其角

惜春や思へば去りし夢あまた 
花の雲翼ま下のぞみけり 
ひたすらに桜吹雪に手を合はせ 
世のなかにいくさ無ければ姫桜 
ちゅらさんの眉のすずしき若葉風
守護獅子のかなた夏雲睨みけり
故郷をはるかに離れ花の雲
四月馬鹿冗談ひとつ許されよ  
美しき薔薇にもあるや刺ひとつ
みやびこそ大和の心雛まつり

April 6 Thursdauy 2006

「宗教より人間が偉大であるりますように。人間価値こそ価値あるものでありますように」
イムダウル・ミロン バングラデシュの作家 
狂信的原理主義宗教家がある女性を自殺に追いこんだことからミロンさんはこう考える。
ある大国の大統領はある宗教の熱心な信者という。小国に軍隊を出しその国の人、自分の
国の兵隊が毎日死んでいく。
パレスチナとイスラエルまた北アイルランドのカトリックとプロテスタントの問題は宗教が
深いかかわりを持っているように思える。神はこれをどうされるのか。

肌のよき石にねむらん花の山   路通

水栓をひねる即ち春の水   日野草城

罪の人哀れいとしや花の雨
花の雨吾も罪人君も罪人
日々罪にさいなむばかり花の雨
春眠や去りにし君を追ふばかり
安らかに生きたし思ふ古希の春
餞別を渡せばなほも花の雨
八月十五日雲の流るる果哀し 
夏雲や還らざる兵あまりにも 
還るらざる昭和哀しき花の雨
春愁やあつと言ふ間に花吹雪

4/4
April 4 Tuesday 2006 Fine

  桜   杉山平一
毎日の仕事の疲れや悲しみから
救はれるやう
日曜日はみんなはお花見に行く
やさしい風は汽車のやうにやつてきて
みんなが心に握つている桃色の三等切符を
神様はしずかにお切りになる
ごらん はらはらと花びらが散る

かたはらに秋ぐさの花かたるらく亡びしものはなつかしきかな 石川啄木

鳥雲に忘れしことの限りなく 甲田鐘一路

花見して葛餅食べて憂ひなし
大道のピエロ哀しや花吹雪
入社式桜吹雪につつまれて
ボート漕ぐオールに絡む花吹雪
純白の清潔持ちし沈丁花
飛行機の翼の彼方うらら富士
うららかや亦眠くなる昼餉あと 
人恋し子猫すり寄るうららの夜
子猫さへ摺り寄るほどの花の冷え
守護獅子のまなこ遙かに初夏の濤

April 3 Monday 2006 Fine

不忍の岸辺筆買ふ花吹雪
仲見世に天ぷら食むも花吹雪
似顔絵師に客のいつぱい花吹雪
不忍に鴨飛び立つも花吹雪
オ力リナを吹きて花見や風のなか
思ふれば昭和哀しき花吹雪
花吹雪浴びて筆買ふ上野かな
似顔絵師のわらべ顔にて花吹雪
オ一ドリー呼びたきほどの花吹雪
荒川静香始球投げける花吹雪
芭蕉句碑いま花吹雪花吹雪

4/2
April 2 Saturday 2006

仲見世の熱き天ぷら花吹雪
不忍にボ一ト行き交ふ花吹雪
荒川静香髪たなびきし花吹雪
失なひし夢生れける夢花吹雪
慣れにける妻も新し花吹雪
暖簾より散りこむほどの花吹雪
地下駅の石階に降る花吹雪
これほどの花吹雪言ふことはなし
敷島に生れて嬉し花吹雪
神田川水より多き花筏
郭沫若記念館
中国・四川省楽山市出身の政治家・文学者である郭沫若(かくまつじゃく)氏は、昭和3年から約10年間にわたり、市川市の須和田で家族とともに暮らしました。その後、日本と中国の架け橋となる活躍をし、市川市と楽山市の友好都市締結のきっかけとなりました。
 この「市川市郭沫若記念館」は、郭沫若氏の旧宅を真間5丁目公園に移築・復元し、整備したものです。
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春望 杜甫

  国 破 山 河 在    国破れて山河在り
  城 春 草 木 深    城春にして草木深し
  感 時 花 濺 涙    時に感じて花にも涙を濺ぎ
  恨 別 鳥 驚 心    別れを恨みて鳥にも心を驚かす
  烽 火 連 三 月    烽火 三月に連なり
  家 書 抵 万 金    家書 万金に抵る
  白 頭 掻 更 短    白頭 掻けば更に短く
  渾 欲 不 勝 簪    渾べて簪に勝えざらんと欲す

解説

 長安賊中から眺める都城にも、うららかな春が訪れる。草や木々が青く茂り、
花が美しく咲き乱れる。小鳥が美しい声で囀る。しかし、長安の都は、動乱で破
壊され、玄宗皇帝時代の華やかな面影は、消えてしまった。

 昔のまま存在するのは、都をめぐる山河の自然だけである。山々には、陽春三
月の好時節だというのに、今もなお、いまわしい烽の火が上がっている。待ちわ
びる家族の便りも途絶えたままである。

 家族を思い、時勢を考えるとき、杜甫は、激しい憂愁にとらわれる。花や鳥さ
えも同情の涙を流しているよう思えるのであった。そんな心情を憂愁の思いをこ
めて「春望」を詠じた。
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芭蕉は杜甫の詩を踏まえ奥の細道に次の紀行文を書いています。

奥の細道 平泉より 芭蕉

国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷きて、時の移るまで涙を落とし侍りぬ。

夏草や つはものどもが 夢の跡
五月雨の 降りのこしてや 光堂

♪(*^。^*)♪
April 1 Saturday  2006

若草に口ばしぬぐふ烏かな   凡兆

さみどりの草餅食べて夕の雨
春泥を踏みて帰らぬ道に立つ
赴任して春泥の空港に立ちにけり
うららかやスローライフてふ良き言葉
つちふるや青きシーサー赤き屋根
つちふれる島の大根良く太り
つちふるや魔除けの獅子の海に向き
よな曇島の大根取り入れ季
入学の前にも背負ふランドセル
切株の香りの中の少年期

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