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2007年4月10日 (火曜日)

2007.4.1-4.10俳句日記

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♪(●^o^●)♪ 2007年4月10日 火曜日 18℃ 晴 曇

ちる花はかずかぎりなしことごとく光を引きて谷にゆくかも  上田三四二

あなたなる遊行柳も芽吹きけむ 志城柏

(西行も芭蕉も見たこの柳を麦秋も見ました。)

春泉を幼女と共に掬みにけり
夜桜や闇のをみなのひそめ声
桜見て白菜漬の茶受けかな
生け簀には噴井や水や桜鯛
鴬の鳴き初む薮の彼方海
房州の岬に初音ありにけり
夜桜や茶に添へ白菜漬のあり
夢にさへ君の面影桜の夜
笹鳴や漁師食堂荒柱
鳶の輪の二つ三つや春の海

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♪(●^o^●)♪ 2007年4月9日 月曜日 17℃

はなび花火そこに光を見る人と闇を見る人いて並びおり 俵万智

自信てね 自分を信じて行くことさ 夢に向かって 歩いていこう  大椛由美子

鶏頭を三尺離れもの思ふ  細見綾子
(我思う、故に我あり)

鳶の輪の二つ三つや春の雲
鳶の輪の二つ三つや花吹雪
岬には無人灯台ほととぎす
岬には無人灯台浜ももと
お花見の喧噪吾は好まざる
花冷えの身をあたたむる饂飩かな
花冷えの心あたたむ饂飩かな
選挙公報目新しきものなし雪柳
昼餉には竹の子尽くし山の宿
花冷えの身をあたたむる饂飩かな

♪(●^o^●)♪ 2007年4月8日 日曜日 16℃

見得るだけの鶏頭の紅うなべなり  細見綾子

日と水のあればこその七日粥  鈴木鷹夫

榛名山大霞して3真昼かな  村上鬼城

昼餉には竹の子尽くし出で湯宿
竹の子を堀りて仰げば城甍
天空に一片の雲風香る
千枚田頂きよりの風香る
野外舞台のジャズ演奏や薔薇香る
白波の海に迫出す蜜柑園
折返し既に過ぎたる花見かな
鳥海山頂に触る春の月
遥けきも来し山坂の花見かな
七曲りせし山坂の花見かな
鯉幟ただいま募集公民館

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♪(●^o^●)♪ 2007年4月7日 土曜日 17℃

道のべのすみれ摘みつつ鉢の子を忘れてぞ来しその鉢の子を 良寛

瀧の影瀧におくれて落ちにけり  高田正子

千枚の田を貫通いて天の川    高田正子

万愚節に恋うちあけしあはれさよ 安住敦
(この句は泣かせるね。ずっと好きだけど言い出せない。やっと4月1日の告白。)

花吹雪誰も聞かざる演説会
四月馬鹿演説だれも聞かざりし
姫林檎囓れば淡き恋の味
四月馬鹿もう台風と言ふ本当
那智の瀧鴬の声あちこちに
四月馬鹿選挙運動員の笑み
花の雨去りにし友の今如何に
今朝も亦一病息災花の雨
今朝も亦一病息災花の雲
今朝も亦一病息災桜咲く
花曇漱石の猫眠むさうな

♪(●^o^●)♪ 2007年4月6日 金曜日 16℃

をとめ居て、ことばあらそふ声すなり。穴井の底のくらき水影  釈超空

清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき  与謝野晶子

渦群れて暮春海景あらたむる 水原秋桜子

鰭ぎはの身のふくらめる桜鯛  満田春日

風香るあなたの家はこのあたり
沈丁の香に包まれし職場去る
初恋は成就せぬもの花の雨
清明や空に向かひて和音出す
ポケットにオカリナひとつ花の旅
桜見て思ひ溢るるばかりなる
少年の思ひ溢るる花見吹雪
春昼の眠き講座に目をこすり
これがまあ終着駅の花見かな
麗かな海の遥かに白き富士
空に塩撒きたる如く梅の花
春の夜に戯れ遊ぶ狐かな

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♪(●^o^●)♪ 2007年4月5日 木曜日

ペンギンの姿をまねてふりあおぐただ見ることの空のまぶしさ  小林秀子

夜あらしや光偃(のべふ)す茅花(つばな)原  暁台

真清水を掬みて幼女と遊びけり
真清水を汲みては遊ぶ幼女かな
もみくちゃにされても嬉し花見かな
ほのかにも梅の香の朝歩み
雛まつり漁師の町に潮響く
大利根の水面揺れや白菖蒲
儚ねもこれ亦宜し日向ぼこ
未熟児もやうやく入学ランドセル
外房の海に面して雛まつり
青麦の穂もういういし一年生

♪(●^o^●)♪ 2007年4月4日 水曜日 曇 12℃

ふるさとの 山にむかいて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな
石川啄木

龍太逝く二月尽く日の蒼穹残し 日下部潦太

悔恨の痕を引きずる蝸牛かな  並木赤兵

少年や水切って飛ぶ春の石 嶋岡晨

恋猫にご主人なんかありませぬ
つばくらめ親指姫が待っている
松花粉黄金の雲となり流る
白木蓮楽しきこの世忘れざめ
暮れなづむ生駒山系木の芽立つ
海近く尖塔ひとつ鳥の恋
春寒や心も傷のまた疼く
絵手紙を投函するや鳥の恋
資本論誰も語らぬ労働祭
資本論誰も忘れし労働祭

♪(●^o^●)♪ 2007年4月3日 火曜日

ものふの八十娘らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持 万葉集 19
片栗の花言葉 「寂しさに耐える。」「初恋」

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどかれぬる 藤原俊行 古今集

牡蛎船に商談移す夜の雨  大島民郎

煮凝や昼の饒舌夜の寡黙   大島民郎

マルクスもレーニンも無き労働祭
これがまあ終に栖の花見かな
太陽系この一瞬の花見かな
ぶっきらぼうな魚屋雲丹たっぷり
無愛想な魚屋あるじ雲丹たっぷり
雲丹食べて思ひこもごも同窓会
黙想し思ひこもごも花の雨
卒業後四十年(よそどし)朧クラス会
思ひ出も遥か朧やクラス会
ヴィーナスに逢ひたる夢の朧の夜
賜りし紅白饅頭三月尽

♪(●^o^●)♪ 2007年4月2日 月曜日 曇り 雨 13℃

あまりりす息もふかげに燃ゆるときふと唇はさしあてしかな 北原白秋

さびしくも静けき途上の時間かな戸を開けて夜の蝉に囲まる  岡井隆

青空を飛び出して来て春の滝 茨木和生

盗人にあって三井の飯を喰ひ  柳多留

人生の終はりの近き花見かな
幾山河越えにし齢花の雨
人生のおおよそ過ぎし花見かな
裏富士の畦の青みも雛のころ
友去りしその後聞かず花の雨
業平のその後聞かず百合かもめ
業平のその後は如何にみやこ鳥
卒業歌いずれも讃ふ自然かな
花びらに鯉の水輪のまたひとつ
うららかやステップ軽く卒業歌
卒業やとにもかくにも親安心

♪(●^o^●)♪ 2007年4月1日 日曜日

天狼の眼も守りしか土なかに生きゆくりなく幼児還る 美智子皇后陛下

馬なべて馬房に入りし夕ざくら 茂木連葉子

夜桜の雨夜咲き満ちたわゝなり 水原秋桜子

山姥の能見て帰るさくらかな 沢田まさみ

わが旅の終着駅の花見かな
わが旅のほぼの終りの桜かな
わが旅のややも終りの花の雨
とにかくも諍ひはいや花筏
人生の終着駅の花見かな
鈍行に乗れば駅々白水仙
鈍行もまた良かりけり花の雲
中央線より見下ろしぬ花筏
人の世のその一瞬のシクラメン
箱庭と思えば小さき東京湾

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