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2007年7月の30件の記事

2007年7月31日 (火曜日)

夜釣舟しばらく声の途切れけり  大巌青児

Jpg_1 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月31日 火曜日 曇 晴  雨 31℃

夜釣舟しばらく声の途切れけり  大巌青児

十六夜や巌を洗ふ潮の音  大巌青児

糸瓜忌を過ぎたる水のひびきかな  大巌青児

地下鉄にかすかな峠ありて夏至  正木ゆう子

地下鉄を降りて外苑合歓の花
乗馬少女走り去りけり柿若葉
白南風や遥沖待船の遥かにも
羅の胸を正して外出せし
羅の胸を正して客迎ふ
来客に羅の襟正しけり
客迎ふべく浴衣の襟を正しけり
白南風や小さな漁船に軍艦旗
合歓散って古きサークル最後の日
短冊に恋歌多し星まつり

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2007年7月30日 (月曜日)

どの子にも涼しく風の吹く日かな 飯田龍太

1_2 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月30日 月曜日 晴 曇 31℃

月見ればちぢのものこそ悲しけれ我身一つの秋にあらねど  大江千里

ほのぼのと明石の浦の朝霧に嶋がくれ行く舟をしぞ思ふ  柿本人麻呂

秀吉が囲める城に秀吉がほしがる嬬と昼寝して居りき   土屋文明

海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり 寺山修司

樋口一葉またの名は夏まつすぐに草矢飛ぶごと金借りにゆく  川野里子

愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子

一月の川一月の谷の中  飯田龍太

青空に闇が待ちゐる青田原  宮坂静生

山の衆に木陰がありて昼寝どき  只木良也

どの子にも涼しく風の吹く日かな 飯田龍太

玻璃風鈴遥かな江戸の音鳴らし
那智の瀧龍ともなりて昇りけり
奥入瀬の道行くごとに瀧また瀧
旅に来て瀧の飛沫を浴びにけり
捨てがたき麦藁帽や子は遥か
句座敷の一点豪華白牡丹
子育に誤りありし蝉時雨
お好みはラムネ一本宵まつり
この池はモネの睡蓮見るやうな
懐かしきラムネ一本宵まつり

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2007年7月29日 (日曜日)

大きな木大きな木陰夏休み  宇多喜代子

Photo_77 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月29日 日曜日 曇 雨 29℃

あせって一瞬の火花になるな。根気よく牛になって押しなさい。 夏目漱石

大きな木大きな木陰夏休み  宇多喜代子

また銜へなほして蟻が蝶引けり 雷淑子

白南風や大和三山晴兆す
昼寝には作務衣一枚浜の風
昼寝には作務衣一枚風の中
昼餉には作務衣一枚緩やかに
青簾揺らせす風に昼寝覚め
吾子よ早や一人立せよ柏餅
硝子吹く青嶺の風に包まれて
海鳴りの白砂の浜菊まつり
潮騒の白砂の浜菊まつり
松本の天守閣より遠青嶺

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2007年7月27日 (金曜日)

夕立は貧しき町を洗ひ去る  松瀬青々

♪(●^o^●)♪ 2007年7月27日 金曜日 曇 晴 30℃

この夏の初物として並びいる円い重さを買ひて戻りぬ 吉野宏之

夕立は貧しき町を洗ひ去る  松瀬青々

風集う早も植田の一枚に 寺井谷子

千の風集ひたりける茶畑かな
千の風集ひたりける青田かな
棲みたればまことに狭き金魚鉢
陸奥の隠し塩味お萩餅
先生の夏痩せされし薄けはひ
金魚とて狭きと嘆く金魚鉢
海鳴りの白砂の浜菊まつり
梅雨深しレンプランドの絵歯科院に
菖蒲咲く千鳥ケ淵の深みどり
花嫁のレース純白百合の花

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2007年7月26日 (木曜日)

人音のやむ時夏の夜明哉  蓼太

Hp_133 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月26日 木曜日  曇  28℃

大君の伴の荒夫の髄こぶらつかみ摩でつゝ涕ながれぬ   折口信夫

人音のやむ時夏の夜明哉  蓼太

鬼子母神とて朝顔市に微笑みぬ
朝顔をそれぞれ育て一年生
耕して太き蚯蚓に会釈せり
八月や征きて還らぬ人あまた
八月や還らぬ昭和語るべし
耕して太き蚯蚓に挨拶す
金魚鉢狭しと思ふ金魚かな
余りにも狭いしと思ふ金魚鉢
八月や還らぬ人を語るべし
耕して太き蚯蚓をいたはりぬ

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2007年7月25日 (水曜日)

山脈の一か所蹴って夏の川  正木ゆう子

♪(●^o^●)♪ 2007年7月25日 水曜日  曇   27℃

山脈の一か所蹴って夏の川  正木ゆう子

呆然としてさはやかに夏の富士 飯田龍太Hp_132

花嫁のレース純白山法師
花嫁のレース純白花水木
夏痩せになりたしと言ふ妻の声
麦秋や少年の日の平群山
祭笛吹くはかつての漁り人
オカリナを吹けば青春秋桜
絵を描けば今が青春秋桜
絵を描けば今が青春立ち葵
鮎の飛ぶ川の香りのうひうひし
川岸の床几に食むや炙り鮎

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2007年7月24日 (火曜日)

はてもなき蒲原の野に紫のかわはりのごとある弥彦かな 与謝野晶子

Hp2_12 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月24日 火曜日 曇 晴  28℃

はてもなき蒲原の野に紫のかわはりのごとある弥彦かな 与謝野晶子

鮎を刺す竹串青く光りけり
吟行の旅の最後は鮎の川
堰を飛ぶ鮎に心を揺されし
台風の目の中に居る不安かな
台風の目の静けさと不安かな
台風の目の静けさともどかしさ
台風の目の危やふき平和かな
麦の秋陶師に似合ふ紺木綿
麦の秋陶師の好む紺木綿
荒梅雨にまたもや折れし女傘

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2007年7月23日 (月曜日)

帰りくれば二人子のてがみ卓の上に花びらのごと置かれいたり  辺見じゅん

Hp0412064 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月23日 月曜日曇  晴 曇 28℃

帰りくれば二人子のてがみ卓の上に花びらのごと置かれいたり  辺見じゅん

酒を煮る家の女房にちよと惚れた  蕪村

虹二重神も恋愛したまへり 津田清子

釣人の大あくびして行々子
陸奥人のおすそ分なりお萩餅
賜りし陸奥人のお萩餅
水に寝てしばらく眺む赤蜻蛉
水に寝てしばらく眺む塩蜻蛉
水に寝てしばらく眺む糸蜻蛉
水に寝てしばらく眺む虹の橋
水に寝てしばらく眺む鬼やんま
綱張つて泳ぎここまで遥か富士
捨てがたき衣もを捨てて更衣

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2007年7月22日 (日曜日)

只居て髪をあつがる遊女哉 路通

Hp_131 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月22日 日曜日 曇 雨 26℃

はるばるとゆく鳥見れば観音のうすき睡りをつつむ豆畑  辺見じゅん

只居て髪をあつがる遊女哉 路通

過去捨てて衣を捨てて更衣
青梅雨や一冊百円資本論
本棚の奥に紙魚ある資本論
紙魚の付きし厚き表紙の資本論
わた雲と共に浮いてる紙風船
短夜は途切れとぎれの夢ばたり
短夜の着地点なき介護かな
育児書はレシピのごとし百合の花
夏大根タオルで拭ひおろしけり
夏大根タオルで拭ひいたはれり

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2007年7月21日 (土曜日)

夏山の姿正しき京に入る 星野椿

Photo_76  ♪(●^o^●)♪ 2007年7月21日 土曜日 曇 雨  24℃

陸奥をふみわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ  斎藤茂吉

夏山の姿正しき京に入る 星野椿

蟋蟀やガードの下のグラス酒
蟋蟀やグラス交はせば友なりし
蟋蟀や溢るばかりのグラス酒
遥か来て蟋蟀親しクラス会
蟋蟀や同窓会のグラス酒
遥か来て蟋蟀親しグラス酒
こほろぎや親しき友とグラス酒
遥か来て蟋蟀を聞く一膳屋
遥か来て蟋蟀を聞く夕餉かな
家計簿は三日坊主で四月馬鹿

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2007年7月20日 (金曜日)

わが夏帽どこまで転べども故郷  寺山修司

Hp_129 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月20日 金曜日 曇 晴 24℃

わが夏帽どこまで転べども故郷  寺山修司

星祭り古きサークル終了す
七夕や古きサークル終了す
合歓散るや古きサークル終了す
大青田そのまん中に道の駅
蝶と舞ふパステルカラーのスイートピー
診察を待つ間見つめし熱帯魚
片隅に蟋蟀親し一膳屋
片隅に蟋蟀親し夕餉かな
蟋蟀の面影まさにソクラテス
蟋蟀や枕に置きし哲学書

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2007年7月19日 (木曜日)

ほど遠き悠々自適桜ん坊

Photo_75 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月19日 木曜日  曇  25℃

診察を待つ間見つめし金魚かな
菠薐草少し高価を買ふべきか
スイートピー風に舞ひけり蝶ととも
蝶と舞ふスイートピーでありにけり
湧水の奏でる水音蛍狩り
青田なかただ一点の白き鷺
ほど遠き悠々自適桜ん坊
望むべき悠々自適スイートピー
望むべき悠々自適合歓の花
望むべき悠々自適アイスクリン

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2007年7月18日 (水曜日)

三越の紙袋置き金魚掬ふ  横山香代子

Hp_128  ♪(●^o^●)♪ 2007年7月18日 水曜日  曇 雨 24℃

三越の紙袋置き金魚掬ふ  横山香代子

跳び乗って虫を食みゐる水馬 金子青銅

さみどりの庭これまでの夏はなくこれからの夏もないとばかりに  佐藤弓生

短夜や乳ぜりてていく児を須可捨焉乎 竹下しづの女

さみどりの梅雨の朝ごみ捨てに
ごみ袋持てば梅雨こそさみどりに
空いていて青梅雨のプールかな
熱帯魚楽しむいとま医師待ちぬ
良く見れば家内に似たる金魚かな
歯科院のドリルの響き百合の花
歯科院のドリルの響きスイートピー
歯科院のドリルの響き花オクラ
歯科院のドリルの響き立ち葵
歯科院のドリルの響き秋桜

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2007年7月16日 (月曜日)

梅雨明の近付づく栃の葉擦れとも  安原葉

Hp2_11 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月17日 火曜日 雨  24℃
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梅の実の青きに幼(おさな)は手をのばしわが腕のなか身をよぢりたり  青木春枝

My little boy,
twisting his body
in my arms,
stretches out his hand
for a greengage
Aoki Harue
作者訳
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梅雨明の近付づく栃の葉擦れとも  安原葉

穏やかな世に行きたしや曼珠沙華
穏やかな世に行きたしや秋桜
望むべく安らぎのみぞ秋桜
望むべく安らぎのみぞ曼珠沙華
試歩の道ほんのそこまで矢車草
籐椅子に黒髪ゆだね眠りけり

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山寺の涼しさに似て安浄寺   高浜年尾

Hp1_5 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月16日 月曜日 曇  27℃

青春はみづきの下をかよふ風あるいは遠い線路のかがやき 高野公彦

山寺の涼しさに似て安浄寺   高浜年尾

駅頭は燕翔び交う良き日和
駅頭に燕注意と張紙し
とにもかくコスモス迄の試歩の道
とにもかく向日葵までの試歩の道
とにもかく白詰草の試歩の道
とにもかく紫陽花までの試歩の道
とにもかく梔子までの試歩の道
賜りし柿の葉照りの日和かな
鴫焼の茄子柔らかき夕の風
鴫焼の茄子のほど良き夕の風

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2007年7月15日 (日曜日)

はらからの欠けることなき真桑瓜 関谷秀二

Hp_127 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月15日 日曜日雨 25℃

はらからの欠けることなき真桑瓜 関谷秀二

望むべき柿の葉照りの日和かな
虹の橋神の造化と思ひけり
メモ一枚ケルンの石と共に置き
更衣こだわり一つ捨てにけり
梔子や壊れし夢のまたひとつ
自転車で通ふ農園桑実る
午前中草刈り奉仕にぎり飯
草刈りの途中の電話転勤令
ランナーを応援の声柿若葉
幼子は甘へ泣きして梅雨青し

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2007年7月14日 (土曜日)

夏山やよく雲かかりよく晴るる  高浜虚子

Hp_126 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月14日 土曜日 雨 24℃

夕顔の棚つくらんと思へども秋待ちがてぬ我がいのちかも 正岡子規

箸置きに涼しく箸の横たはる  中村正幸

夏山やよく雲かかりよく晴るる  高浜虚子

幼子は甘へ泣きして栃若葉
幼子は甘へ泣きして白詰草
学校のひと月一回草刈り日
草刈機最初は砂をあまた吐き
学校の月の最後の一回草刈り日
みどり子の甘へ泣きして白詰草
荒梅雨やラグビー戦の泥まみれ
更衣重き拘り一つ捨て
灯台を隠す卯波や朝の星
麦秋や空の大きな石狩野

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2007年7月13日 (金曜日)

名ぐはしき印南の海の沖つ波千重に隠りぬ大和島根は 柿本人麻呂

Hp0 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月13日 金曜日 曇  雨  25℃

名ぐはしき印南の海の沖つ波千重に隠りぬ大和島根は 柿本人麻呂

水音に風音重ね菖蒲園
コスモスを遅れて蒔くは由のあり
一塊の雲をくかみし日輪草
半夏生行先告げず引越しす
半夏生思ひ告げず去りにけり
うたた寝を許されよ午後酷暑
うたた寝の夢に朝顔市の宵
朝顔を売る紺鉢巻きの乙女かな
紺浴衣朝顔市の売子かな

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2007年7月12日 (木曜日)

棹さばき花をかすめて蓮見舟 飛岡光枝

Hp_013 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月12日 木曜日 雨 曇 25℃

あなたまあおかしな一生でしたねと会はば言ひたし父といふ男  斎藤史

棹さばき花をかすめて蓮見舟 飛岡光枝

酷暑いま横臥のほかの術はなし
午後酷暑横臥のほかの術はなし
磯に立つ孤高の海鵜遠く見る
磯に立つ孤高の海鵜遥か見し
何時終はる隣の工事梅雨の鬱
手鏡で剃りたる顔の日焼せし
髭剃るに鏡を捜す日焼顔
哲学書傍らに置き梅雨ごもり
トンネルの出口はまさに青嵐

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2007年7月11日 (水曜日)

麦秋や乳児に噛まれし乳の創 橋本多佳子

♪(●^o^●)♪ 2007年7月11日 水曜日 雨 曇 26℃

麦秋や乳児に噛まれし乳の創 橋本多佳子

水打って心のたけり鎮めけり
水打つて心の騒ぎ鎮めけり
憂しことを少し忘れて梅雨ごもり
暗き絵を壁から外し梅雨ごもり
肌脱ぎのままうたた寝す夏の宵
麦秋や平野をうねる大河あり
知らぬ子も縄跳び遊び秋桜
水打って来客の道清めけり
跳ね橋の遂に上がらぬ薄暑かな
水打って小さな虹を作りけり

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2007年7月10日 (火曜日)

ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき  桂信子

Photo_74 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月10日 火曜日曇  24℃

寂寞(じゃくまく)と昼間は鮓のなれ加減  蕪村

ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき  桂信子

うたた寝という至福あり梅雨ごもり
裏庭の花を見やりて梅雨ごもり
独り身で四十に近しソーダ水
腑甲斐なき息子が一人ソーダ水
腑甲斐なき日本の力士ソーダ水
新弟子のひとりも無くてソーダ水
割りたれば甘き香りの西瓜かな
空梅雨や見舞ひの客は犬を連れ
梔子や箪笥の裏に古き文
哲学書枕の側に梅雨ごもり

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2007年7月 9日 (月曜日)

夏の月ごゆから出て赤坂や  芭蕉

Hp_125 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月9日 月曜日曇  晴 25℃

二坪の草深庭の朝涼に草ひけば草は何かもの言ふ  酒井祐子

夏の月ごゆから出て赤坂や  芭蕉

河鹿鳴く浄き流れに掌をひたす  阪東静子

汗光る少女の胸の弾みをり
汗かいて喜多方拉麺食ぶも良し
水羊羹切ると電話のまた鳴りぬ
開放ち夕べの風や水羊羹
開放ち夕べの風や西瓜割る
捨てられぬ思ひも捨てよ文字摺草
梅雨籠もり骨休めとて書を開く
うたた寝もまこと宜しき梅雨ごもり
版画には十哲の弟子梅雨深し
サークルの閉鎖と決まり雲の峰

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2007年7月 8日 (日曜日)

滝壺をくぐり抜けたる岩燕

Jpg ♪(●^o^●)♪ 2007年7月8日 日曜日曇 26℃

薔薇庭の奥の菜園豆の花は薔薇より古き記憶に通ふ  酒井祐子

滝壺をくぐり抜けたる岩燕
七夕の短冊あまた恋の歌
七夕や短冊に恋の歌旅便り
雛燕母を恋ふ声駅ひさし
子燕の母を恋ふ声駅ひさし
玻璃風鈴数寄屋橋橋にと鳴りにけり
合歓の花機関車溢り子供達
荒梅雨にふと立止るばかりなり
合歓咲くや保育所今はおやつ時
合歓の花乳子のまどろみ始まりぬ

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2007年7月 7日 (土曜日)

一点の偽りもなく青田あり 山口誓子

1_1 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月7日 土曜日曇   25℃

砂原と空と寄り合ふ九十九里の磯行く人ら蟻のごとしも 伊藤左千夫

一点の偽りもなく青田あり 山口誓子

奥や滝雲に涼しき谷の声  其角

蛍の夜木橋渡るに音たてず  菅野虚心

消息の途絶へし友や後の月

夏ズボン膝の抜けさへお洒落らし
消息の途絶へし友や十三夜
のんびりと風車が回る茶摘かな
ゆっくりと風車が回る茶摘かな
眠むさうに風車が回る茶摘かな
蛍籠空なればこそ良かりけり
蛍狩見るだけにして帰りけり
林間の風の流れに憩ひけり
黒潮の響く漁村の柚子日和

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2007年7月 6日 (金曜日)

だぶだぶの皮のなかなる蟇  長谷川櫂

Photo_73 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月6日 金曜日 晴 曇  26℃

追憶のもつと明るきひとつにてま夏弟のドルフィンキック  今野寿美

だぶだぶの皮のなかなる蟇  長谷川櫂

一本の木を旅せんと蝸牛  西川俊晴

林間に青葉の風やうたた寝す
若葉風流れるる丘に憩ひけり
初夏は乳房眩しきばかりなる
青梅雨を避けて購ふ季寄せかな
すずやかに白雪姫は日焼せず
子の世話に親の介護や秋桜
雲垂れてプールの水と境なし
林間の風の道なる昼寝かな
柚の花や妻の好みの黒饅頭
黒潮の漁りの浜の花柚かな

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2007年7月 5日 (木曜日)

人はむかし嵐の中に檣(ほばしら)を切り倒すべくちからをあはせき 小池光

Hp_124 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月5日 木曜日曇  25℃

人はむかし嵐の中に檣(ほばしら)を切り倒すべくちからをあはせき 小池光

たたかひは上海に起こり居たりけり鳳仙花紅く散りゐたりけり  斎藤茂吉

灯の下に来し四歳のやはらかき手がが頭をなでて立ち去りゆけり   三枝昂之

勉強は嫌ひでありて夏休
烏瓜の蔓のからまる君の垣
梅雨寒し歯科院溢る鑢音
守宮住む古き土蔵の湿りかな
紫陽花は雨に揺るるが楽しくて
姿見に少女の影と青葉風
八朔の花は淡きや定年後
昼逢ひて夢にも逢ひし秋桜
理髪師の暇な一日金魚草
うたた寝の暇な理髪師花うつぎ

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2007年7月 4日 (水曜日)

死は前よりしも来らず、かねてよりうしろに迫れり 徒然草

♪(●^o^●)♪ 2007年7月4日 水曜日 曇 雨 26℃ 

紅粉の花おはんの使来れば剪る 山口青邨

深々と人間笑ふ声すなり谷一面の白百合の花  北原白秋

死は前よりしも来らず、かねてよりうしろに迫れり 徒然草

突然に飛び立つ雉子や朝歩み
山吹の八重の重さに驚きぬ
詰草や犬の気持ちの愛犬家
夏来ればややも重たき乳房かな
短か夜の夢を破りし遠電話
時としてをみな怖ろし秋桜
水紋の水底にあるプールかな
水底の模様ありけるプールかな
日々灼けし肌に驚く妻なりし
峡ごとに少し異なる盆の唄

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2007年7月 3日 (火曜日)

菖蒲湯に浮くや五尺のあやめ草 籾山梓月

Hp_8_1 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月3日 火曜日 曇 雨 28℃

菖蒲湯に浮くや五尺のあやめ草 籾山梓月

運ばるる氷の音の夏料理   長谷川

玉の緒のそのしだり尾や長命縷   吉田冬葉

母がりやすでに葭戸になってゐし 加藤あき

立読の男動かず麦の秋 小澤實

まさをなる信濃の風に袋掛 久保智音

夢覚めて少しの安堵秋桜
夏の夜の夢にまみへし人いとし
つばくろや勉強好きな一年生
つばくらやお絵描き好きな一年生
つばくろや遊びが好きな一年生
つばくろややうやく慣れし一年生
珈琲店の名はかくれんぼ百合の花
珈琲店の名はかくれんぼ秋桜
珈琲店の名はかくれんぼ日輪草
葭切の声のかすかな小学校

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2007年7月 2日 (月曜日)

夢の世に葱を作りて寂しさよ  長田耕衣

Hp_123 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月2日 月曜日 曇 雨 27℃

鹿の子にものの見る眼ふたつづつ  飯田龍太

夢の世に葱を作りて寂しさよ  長田耕衣

紫のさまで濃からず花菖蒲 久保田万太郎

庭石を抱きてさつきの盛り哉 嘯山

芥子の花しばしは風と遊びけり
あまりにも生地の少なき夏着かな
背泳ぎの蜻蛉に沿ひて泳ぎけり
飛行雲背泳ぎの少年よ
背泳ぎの目に果ては知らざる歩行雲
絵葉書に赤毛のアンの島麦秋
底までも日矢の差し込むプールかな
日矢差しぬプールに泳ぎ小半時
しんしんと底まで青きプールかな
夏の夜の夢の中のみ逢ひし人

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2007年7月 1日 (日曜日)

イタリアの旗をかかげしヨットかな 今井杏太郎

Hp_122 ♪(●^o^●)♪ 2007年7月1日 日曜日   曇 雨 27℃

イタリアの旗をかかげしヨットかな 今井杏太郎

夜の蜘蛛病者は人の死に触れず 越前春生

天の川眉間に流れ込むまで見る  正木ゆう子

うれしげに回廊はしるかの子かな  蝶夢

青々と見えて根のある清水哉  千代女

シャガ-ル 1887-1985

シャガ-ルの青き恋人梅雨寒し
シャガ-ルを見し街角の走り梅雨
山梔子の香り溢れる夕餉かな
供花として山梔子故人の好きな花
山梔子の花の昏れゆく青さかな
シャガールを見し街角や梅雨青し
アガパンサスとなりの子供よく遊ぶ
お三時のお喋り時間草だんご
絵手紙の金魚のまなこ笑ひけり
すと逢ひし友は真白き夏背広
朝粥を炊ひて涙や昭和の日

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